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診療所看護の教育コースについて研究中です

 診療所看護っていうのは、日本では開業医の診療助手としての准看制度と歴史的にリンクするので、現代看護の世界でもあまり語られないし、看護教育でもあまりとりあげられない領域です。一説には診療所でキャリアは評価されないというお話もあります。

 しかし、たとえば高齢者人口の爆発的増加とそれに対応できない可能性のある、日本におけるプライマリ・ケアの不適切な構造化を考えると、もっと看護の専門性を地域で発揮できないと、Ambulatory care-sensitive conditionsへのケアが不適切となり、急性期病院の病棟や救急外来が大変なことになると思われたりします。

 昨年行われた診療所看護の研修会をみてわかったのは、診療所看護の現場はとてつもなく多様過ぎて、Principlesがみえにくいことでした。これは地域差というよりは、要は日本の診療所医療が恣意的に多様なのではないかという疑念も持った次第です。

 従って、逆にこういう看護が必要だろうというモデルから出発して、現場との乖離やモデルの現実的実現可能性を考えながら、研修プログラムをつくっていくこともアリだとかんがえて、以下のモデルを提示しています。

 本来こういうことは看護の領域から発すべきものですが、上述した歴史的背景から、この領域の研究者も、またオピニオンリーダーもまだ見えてきませんので、やむをえず医師であるわたくしと、周囲の意欲ある看護師と相談しながら進めています。

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