Random Case Analysisとは何か

Random case analysisは、1単位の診察した外来患者をランダムにセレクションして、検討する外来教育技法の一つです。ランダムに選ぶことで、研修医も指導医もともに盲点になっているようなケースが検討されることが多くなります。たとえば、安定した高血圧の元気な中年女性は、あまり検討されることがありませんが、実は非常検討すべきIssueが多くあります。

検討するのは、診断や治療内容だけでなく、患者さんの生活やライフサイクル、医師自身のバイアス、施設のシステムなど多岐にわたります。

問題解決というよりは、問題設定をいかにするかというところにむしろ教育の焦点をあてると、よい学びになります。

文献はいかのものが分かりやすいです。

http://www.racgp.org.au/afp/2013/januaryfebruary/random-case-analysis/

 

わたくしが最も得意とする教育法の一つです。個人指導でも、集団指導でも可能です。

よろしくお願いいたします。