将来のプライマリ・ケア・プロバイダー

 今後の日本に必要な真のプライマリ・ケア・プロバイダー(つまり非選択的外来診療、在宅診療、感染症外来診療の3つをやれるところ)はグループプラクティス=総合診療所、と、強力な家庭医機能をビルトインした中規模病院の2つになると予想しています。「総合診療所」はわたくしの造語で、総合病院という言葉に対比させる意味で使っています。

 特にこの中規模病院が強力な家庭医療機能をビルトインするために必要なことは、大体以下のことだと個人的には考えています
1.病院トップ集団が未来戦略として採用する気概がある
2.家庭医療のチャンピオン(ほぼずべてのスタッフが信頼しているDrとNs)がいる
3.病棟医療と2次救急をやらないかわりに、毎日午前午後に各2単位の外来診療枠を運営し、ボリュームの多い在宅医療(100件以上)を担う
4.複雑困難事例、多疾患併存、下降期慢性疾患、未文化健康問題、小児期発症疾患成人移行例の外来診療を担当する
5.発熱外来を担当する
6.最初からジェネラリスト医師4名、高度実践看護師2名、専任クラーク1名でスタートする
7.最初からレジデンシープログラムを設置する
8.最初から小規模のリサーチプロジェクトをたちあげる


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