東北の総合診療後期研修プログラムでの指導実践の記録

 毎月1回レジデントデイ指導にうかがっている、東北の特定機能病院内の総合医後期研修プログラムがあります。自分の主戦場である家庭医療診療所とはまたちがった指導上のIssuesがたくさんありまして、大変勉強になる教育現場です。

 レジデントデイの内容としては、一ヶ月の振り返り、ログ(外来、訪問診療、病棟)に対するRCA(Random case analysis)、ビデオセッション、Clinical Jazz、その他レクチャー、プロジェクトワーク報告などが随時入ります。

 

日時:3月17日 午後4時半~8時半

場所:坂総合病院(塩釜市、特定機能病院)

対象:総合診療後期研修プログラムDr 2名

 

議論されたIssuesの抜粋

自己血圧測定の意義

白衣高血圧都の関係⇒Dynamedでその場で調べてみた。

白衣高血圧の診療方針は、血圧の自己モニタリングと臨床アウトカムに関する研究を参照する必要がある。

息苦しい感じの若年男性

危険な疾患を除外した後どうするか?「心配な病気はありません」だけでなくPositive diagnosisをつけることも必要な場合ある。また、Patient centered clinical methodはこういう時こそ有効に機能する。不安障害やうつ病、あるいは身体表現性疾患についての知識が必要。

Syncopeの鑑別

状況が重要。Vasovagalの特徴など。

不安障害の母親のこども

不安の表出が抑圧されている場合がある⇒将来不安障害になる可能性がある。予防精神医学というような領域もあり。

熱性けいれんのこどもと、心配の大きい母親への説明

複雑性けいれんの予後と方針、Dynamedで現状の研究の把握

インフルエンザのあとの倦怠感

補中益気湯はどう?

偏頭痛は奥が深い

閃輝暗点、Tension-migrane complex,群発頭痛について

Night sweat

疫学的にはほとんどのものは病的意義なし。

かつては良くない病気、とくに結核の兆候といわれていたので、そのことが頭にある高齢者多い。

水痘の皮疹と分布

一個の皮疹だけでは診断難しいことあり、分布が大事。

水痘ワクチンの緊急接種について

在宅ケアにおける便秘

高齢者とくに在宅ケアの場でセンナ系のくすりどんどん増やしてしまうのはまずい。麻子仁丸も考慮してみては?

原発性不眠と睡眠衛生

睡眠衛生についてはRCTある。

訪問診療のビデオセッション

処置が急に発生した場合の時間の使い方。その人がどういう人生を歩んできたか、そのストーリーをすこしづつでよいのでききましょう。もの(写真、こけし、ペナント)、古い家具なんかが話のとっかかりになる。

外来診療の質改善プロジェクト中間報告

健診データを日常診療にいかすための情報集中。他職種に権限を移譲してアイデアだしてもらう。

忙しい現場でジュニア研修医にどう教えるか

どう考える?と質問し、とくに答えは要求せず、「ぼく」はこう考える、と答える。わからないことある?って質問が一番重要。

医師の成長のめやすとしてのRIMEモデルと、指導現場ので応用について

 

 一応メモとしてのこっていたのはこのあたりでした。病棟症例についてもいろいろ興味深いIssuesありました。