Kindle for Android で 近藤淳也 の 角川インターネット講座5 ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代<角川インターネット講座> (角川学芸出版全集) を読み終わりました! http://www.amazon.com/kindleforandroid/
興味深く読みました。
はてなの近藤氏の企画により、サル学、哲学・科学史、SNSベンチャーなど様々な領域から、ネットコミュニティについてのエッセイが並びます。
サルから人間への進化の過程でうまれたコミュニティとそのサイズの限界などについては、全く知らなかったので、面白かったです。
また、少子高齢化社会というのは、こども+高齢者の数が増えるというふうにかんがえてみたときに、要はそうしたレイヤーは地域密着型の生活スタイル、あるいはコミュニティ基盤の生活スタイルがメインなのであって、これからの日本はコミュニティ単位で経済、産業、教育、ケア・医療を考えていくことがむしろ主流になるので、地域活性化にはこうした視点が必要というお話が印象に残りました。
コミュニティ自体を原理的、本質的にみる視点がないと、単にリアルか、ネットか、という2分法にからめとられてしまいます。
また、ネットコミュニティの成功事例の分析では、創設者のヴィジョン、そしてアーリーアダプターたちの熱量が、決定的に重要で、とにかく成功と成長だけをみていては、ほぼ失敗するようです。一緒にどんなおもしろい未来になるか、みてみようっていうような姿勢が必要なもようです。