2021年1月18日~25日までにTwitterに投稿した私的パールをまとめました
【38】
身体診察は、医学的診断のための検査、疾患のフォローアップのための検査、無症状の疾患を発見するcase findingsの3つの役割に加えて、いわば、診断とは関係ないHealing Touchとでもいえる役割がある
【39】
腹部の診察の際に重要な心理社会的問題が明らかになる場合がある
【40】
複雑困難事例がクライシスになりつつある場合、予定外の転居が安定化のきっかけになることがある
【41】
診断推論は、患者がなぜこの日、この時間に来院したのかが重要な出発点となる
【42】
主訴とはすでに医学的解釈を含んでいるので、いったん頭に浮かんだ主訴をいちどペンディングして、受診理由にフォーカシングしてみる
【43】
今一番お困りのことはなんですか?という質問で、患者の真の困りごとが明らかになることは少ない
【44】
定期通院患者で、アルコール問題や喫煙習慣のある場合、無関心期であっても、毎回診療の最後に「アルコールほんとへらすかやめたほうがいいよ」とか「タバコはやめたほうがいいよ」と一声かけると、数年後に問題が改善する場合がある
【45】
塩分をたくさん摂取しても、水分をたくさん飲めばからだのなかで「塩分がうすまって減塩になる」という解釈モデルは案外コモンである
【46】
若年層のカゼや軽症外傷は、普段医療の利用が少ない地域住民に出会う貴重な機会であり、普段気になっていることがないかどうかをさらっときくと、意外な問題を相談されることがある
【47】
高齢者の膝関節痛に対して、大腿四頭筋訓練を1回左右10回ずつ、1日3セット実施してもらうことは、NSAIDSより効果がある
【48】
白内障があると、明るいところも暗いところも、両方つらい
【49】
番外編~急に醤油の味がわからなくなったという訴えでは、まずCOVID19を考える